2007年7月4日水曜日

象に乗ってパトンを見下ろした


久しぶりに象に乗った。長年おつきあいのあるカリムエレファントがなんとカトゥーに引越してきたのだ。今度のトレッキングコースには2時間コースというのがあって、パトンを見渡せるところまで行けるらしい。それでまたしてもごぶたま姉と偶然取材を兼ねたR子と3人ででかけた。

今回乗る象はオス象で牙も長くて力がありそうだ。しかし、まだ1キロもいかない地点でオス象の動きがにぶい。どうしたのかと象使いきくと、今日は朝から下痢なんだそう。ごぶたまたちの前にもお客さんがいて、マイサバーイなのにハードワークなのだった。ごぶたまたち3人と象使いでざっと200キロ以上ある。なんかみんなして乗ってまるで動物虐待みたいだ。みんなしゅんとして、もうだめなら、無理しなくていいよ、かわいそー、と半ばこのうきうきトレッキングを断念しようとしていた。

すると象使いくんが携帯でもう1頭メス象を呼ぶからということになった。よかったー!
諸事情からごぶたまはこのオス象に一人で乗ることになった。そうしたら、さっきまでとは格段に動きが変わった。すいすいだ。ごぶたま姉とR子はメス象に。ここで驚いたのはR子。まるで象使いと同じようにちょっとイスに座っているかのように乗っている。さすが元バトミントン東京都代表。運動神経抜群なんだね。ごぶたまなんか全身に力が入っちゃってぎゃあーぎゃー。なにしろ山道で、急な坂道ばかり。
ゆっくり行ってくれよー、と象使いにお願いばかり。

いやーでも驚いた!ここはカトゥー。パトンからわずか車で10分弱。なのにちょっと山にはいればこんなに自然がいっぱい。バナナの木が至るところに。ドリアンも一列に実をつけてかわいらしい。ごぶたまの家にもあるカヌンもあった。サトーの木もいっぱいあったな。ふかーい森、なんと気持ちいいんだろう。車も人もいないし、あるのは森だけ。そんな自然を高い高い象の背中から見ている。

パトンが見渡せるところまではやっぱ1時間弱かかった。ぱーっつと見渡せるわけじゃないんだけど、やっぱ山だから、所々木とかがジャマしちゃって。でも町並みも海も見えた。
ワタクシが感動したのは、ここがパンガーでもカオソックでもなくパトンからすくそばの山だってこと。
車で走れば10分でセントラルにいけるってこと。まだまだこんな大自然を満喫できる場所があったんだ ということに心うたれたわけです。

ヒーヒーいってたけど、帰り道はちょっと象の背中になれてきてみたい。肩の力も抜けていっぱしの気分。これぞ2時間コースの醍醐味でしょう。これだけのると象が見えてくる感じ。草たべながら歩いたり、食べたい木をなぎ倒したり、今日は重くてってさー、ていうときの象のイヤイヤとか、イスずれてますよのサインの鳴き声とか、とっても楽しかった。

カリムエレファントは名前を プアン チャーン(象のともだち)と変えました。
象たちが休んでいる場所もゴムの林のなかで広々して涼しそう。通りにも面していないし、いい環境です。場所も便利だし、電話すればホテルまで送迎してくれます。ちなみに象のり2時間コースは大人2000バーツです。℡076-344609

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

テールランプを着けて街中を歩く象を見たことありますが、
ホテルの送迎も象がやって来るのでしょうか?
こちらの記事を紹介させていただきました。
http://www.ajisai.sakura.ne.jp/~tabi/rink/05tiiki-nanbu.htm

PHUKET WALK さんのコメント...

テールランプをつける象なんてちょっと悲しいなあ...。ホテル送迎も象がやってたらいつまでたってもトレッキングできそうもないですね(笑)。